2025.09.23
イベント
町制施行100周年記念式典を開催しました
2026年2月11日に、町制施行100周年を迎える王寺町。その節目を祝う記念式典が、2025年9月23日(火・祝)に文化福祉センター(畠田)で開催されました。
式典には、山下真奈良県知事をはじめ、国会議員や近隣市町村の首長など多数の来賓が招かれたほか、町の発展に貢献した多くの町民らも招待され、華々しく執り行われました。
町歌の斉唱とハンドベル演奏
聖徳太子との関わりが深い王寺町では、太子が説いた「和(わ)」の心を大切にしており、1989年に設置された「和(やわらぎ)の鐘」が町のシンボルとなっています。その「和の鐘」が歌詞に盛り込まれた町歌は、町民にとってなじみ深い曲。王寺ハンドベルチームが演奏を務めました。
王寺ハンドベルチームは、町の「音楽のあるまちづくり」事業の一環として、鐘をシンボルとする王寺町に本物の鐘の音を響かせようと、2002年(ご確認ください)に発足しました。現在、町内には、大人中心の6チームと、小・中学生らでつくる1チームがあります。この日は、小学生から70代までの約30人が演奏に参加。町歌に続いて、唱歌「ふるさと」や100周年を記念してつくられた「とどけ、未来に!やわらぎの鐘」も演奏し、美しい音色を会場いっぱいに響かせました。
映像で振り返る王寺町の100年
続いて、町の100年の歴史が記念映像で紹介されました。JR王寺駅を中心に、西和地域の交通の要衝として発展してきた様子を始め、▽亀の瀬地すべりや57水害など、過去の災害を教訓にした防災への取り組み▽小中学校を再編した、9年制の義務教育学校2校の開校▽国の登録記念物に指定された明神山を含む、豊かな自然▽雨が少ない気候を生かした、産官学連携のオリーブ栽培――などで構成される内容です。映像では、過去をふりかえりながら、これからの王寺町の未来に期待が高まる内容となっており、会場では多くの方が熱心にに見入っていました。
また、高市早苗・前経済安全保障担当大臣(当時)からのビデオメッセージも上映されました。高市前大臣は「災害などの困難を乗り越えて、皆さまが素晴らしいまちづくりをしてこられたことに、心から敬意を表します。王寺町がいつも発信している『和』の心を、これからも全国に発信し続けてください」と祝いの言葉を寄せました。
町長・議長・来賓の挨拶
続いて、町の発展に尽くされた方々への感謝をこめて黙祷が捧げられました。
その後、平井康之町長が登壇し、「私たちは、この100年の歴史を礎に、次の新しい100年に向けて、新たな一歩を踏み出し、誰もが安心して暮らせる、多様で魅力あるまちづくりを、町民の皆様とともに進めてまいります。 『和の鐘が鳴るまち』の精神を胸に、これからも町民の皆様との対話を基本に、すべての町民が王寺町に住んでよかったと心から思っていただけるよう、また、このまちが未来永劫にわたり輝き続けるよう、全力を尽くしてまいります」と述べました。
続いて、中川義弘町議会議長も挨拶に立ちました。中川議長は「町制施行100周年に際し、各種記念イベントが計画されています。町民の皆様にはぜひご参加いただき、改めて王寺町のこれから50年、100年先の未来を考えてみるきっかけにしてください」と話しました。
町長の式辞
王寺町の発展に尽くされた方々を表彰
式典では、町に貢献された方々への表彰も行われました。
町の発展に多大な貢献と功績を収められた方を表彰する「功労者表彰」では、7名の方が表彰されました。7名を代表し、水谷賢次さん(自治会長)に平井町長から表彰状が、平岡副町長から記念品が手渡されました。
功績が特にすぐれ、かつ、町民から郷土の誇りとして敬愛される方を表彰する「有功者表彰」では、故西上三郎元町長ら3名の方が表彰されました。3名を代表して、故西上元町長の親族の西上博子さんに、平井町長から表彰状と有功章が手渡されました。
また、町制施行100周年を機に、故・植田忠行 前町長が名誉町民として推戴されました。
植田氏は在任中(4期16年)、王寺駅北久度地区再開発事業、水と緑のネットワーク事業など、多くの功績を残されました。親族の植田佳洋子さんが推戴状と名誉町民章を受け取られました。
式典後には「名誉町民之碑刻銘 除幕式」も執り行われました。
100周年を機に、未来への一歩を
町制施行100周年を祝う今回の式典は、王寺町の過去を振り返り、これからの未来へつなぐ大切な時間となりました。
王寺町では、この記念すべき年にあわせて、さまざまなイベントや取り組みを予定しています。
皆さんもぜひご参加いただき、一緒に100周年を祝福しましょう。